暗号資産市場は急速に拡大しており、それに伴って日本国内の暗号資産取引所の利用者口座数も増加し続けています。代表的な暗号資産として知られているのはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)ですが、エックスアールピー(XRP)もまた注目度が高まっている暗号資産の1つです。
この記事では、エックスアールピー(XRP)の基本情報から、その特徴や他の暗号資産との違いについて解説します。この記事を通じて、エックスアールピー(XRP)への理解を深め、今後の活用や投資の参考にしてみてください。
エックスアールピー(XRP)の基本情報
エックスアールピー(XRP)が誕生した背景やその仕組みを理解することで、他の暗号資産とは異なる特徴やその価値の理由が明確になります。まずは、エックスアールピー(XRP)の基本情報について見ていきましょう。
エックスアールピー(XRP)とは
エックスアールピー(XRP)は、Ripple社が開発した暗号資産で、主に送金などの決済の効率化を目的としています。従来の金融システムでは、国際送金に数日かかり、手数料も高くなることが多いですが、エックスアールピー(XRP)は迅速かつ低コストな国際送金(送付)を実現しており、多くの金融機関から注目されています。また、日本国内でもビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)に次ぐ取引量を誇り、エックスアールピー(XRP)を取り扱っている暗号資産取引所も多く存在しています。
エックスアールピー(XRP)の誕生
2011年初頭、3人のエンジニアがビットコイン(BTC)よりも決済や持続可能性の面で優れた技術の開発を目指し、XRPL(XRP Ledger)というパブリックブロックチェーンの開発を開始しました。2012年6月、XRPL(XRP Ledger)が正式にリリースされ、同時にネイティブトークンである暗号資産のエックスアールピー(XRP)が公開されました。その後、2012年8月にNew Coin社を設立し、OpenCoin社、Ripple Lab社と社名変更をし、最終的にRipple社となりました。
エックスアールピー(XRP)と他の暗号資産の違い
BTC(ビットコイン)などの暗号資産はマイニングによって新しいコインを生成するのに対し、エックスアールピー(XRP)はマイニングを必要としません。Ripple社が全てのエックスアールピー(XRP)を事前に発行しており、その供給は計画的に管理されています。また、マイニングを行わずに取引を処理するため、電力消費が少なく、ビットコイン(BTC)などに比べて環境に優しいとされています。
Ripple社が強い影響力を持っている
Ripple社は依然として大量のエックスアールピー(XRP)を保有しており、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などと比較すると、完全に分散化されているわけではなく、やや中央集権的な側面を持っています。最近ではその保有量を徐々に減らしていますが、市場への影響力は依然として大きいです。
エックスアールピー(XRP)の発行と管理
エックスアールピー(XRP)の発行上限
エックスアールピー(XRP)には、1,000億枚という発行上限が設定されており、すでにそのすべてが発行済みのため、エックスアールピー(XRP)の総枚数自体は今後増えることはありません。ただし、エックスアールピー(XRP)の大半をRipple社が保有しているため、以前はRipple社が大量にエックスアールピー(XRP)を市場に売り出すことで価格が暴落するのではないかという懸念がありました。この懸念に対処するため、Ripple社は2017年末に発行上限枚数の半分以上にあたる550億枚をロックアップし、その後、毎月1日に最大10億枚(※)を上限として、徐々にロックアップを解除し市場に供給することで、供給過多を防ぎ、価格の安定を図っています。
※10億枚は市場に流通させられる数量の上限を定めたもので、流通しきれなかった分は再度ロックアップされます。
エックスアールピー(XRP)の仕組みと管理
エックスアールピー(XRP)は、XRPL (XRP Ledger)というブロックチェーンを基盤に管理されており、取引の承認は「バリデーター」と呼ばれる承認者によって行われます。エックスアールピー(XRP)はマイニングを必要とせず、平均3~5秒で決済が完了するため、ビットコイン(BTC)などの暗号資産と比較して、取引の承認速度が速いのが特徴です。
エックスアールピー(XRP)の特徴
エックスアールピー(XRP)は独自の機能により、多くの企業やユーザーから注目されています。ここでは、エックスアールピー(XRP)が持つ主な特徴を詳しく見ていきましょう。
国際送金(送付)における利便性
エックスアールピー(XRP)の大きな魅力の1つは国際送金(送付)のスピードと手数料の低さです。従来の金融機関を通じて国際送金を行う場合、一般的に数千円程度の手数料がかかり、送金完了までに数日を要することが多いとされています。しかし、エックスアールピー(XRP)を利用した送金(送付)では、約3~5秒で決済が完了し、送金(送付)手数料も低く抑えられることが多いです。また、他の暗号資産と比較しても、エックスアールピー(XRP)は送金(送付)において優れた性能を誇ります。例えば、ビットコイン(BTC)の場合、送金(送付)に10分程度かかり、手数料もエックスアールピー(XRP)より高くなる傾向があります。このため、エックスアールピー(XRP)は、国際送金(送付)において非常に効率的かつコスト効果の高い選択肢と言えるでしょう。
※暗号資産取引所を介して暗号資産を送付する場合は、各暗号資産取引所によって手数料体系が異なりますのでご確認ください。
国際送金ネットワークの展開をしている
Ripple社は、RippleNet(リップルネット)という法人向けの国際送金ネットワークを提供しており、多くの金融機関やその他の事業者と連携しています。事業者はRippleNetに参加することで、他のネットワーク参加者とリアルタイムで迅速かつ低コストで決済を行うことができます。さらに、XRP Ledger(XRPL)を介して送金(送付)を行うことで、エックスアールピー(XRP)をブリッジ通貨として利用し、異なる通貨間の変換(例:日本円 ⇒ エックスアールピー(XRP)⇒ 米ドル)を迅速に実行できます。この仕組みにより、受取側は自分が希望する通貨で受け取ることが可能となります。
XRPを購入するには?
購入方法
エックスアールピー(XRP)の購入方法はいくつかありますが、一般的なのは国内の暗号資産取引所を利用する方法です。暗号資産取引所を利用することでパソコンやスマートフォンからアクセスでき、手軽にエックスアールピー(XRP)を購入できます。
購入手順は、まず暗号資産取引所でアカウントを登録し、本人確認を行います。その後、自身の銀行口座から日本円を入金し、エックスアールピー(XRP))を購入する流れです。
エックスアールピー(XRP)の可能性とは
エックスアールピー(XRP)は、国際送金のスピードと低コストを実現する暗号資産として注目を集めています。数秒での決済が可能な技術は、従来の金融システムを大きく変える可能性を秘めており、多くの金融機関が導入を進めています。しかし一方で、Ripple社の影響力が強く、中央集権的な運営に対する懸念も存在します。エックスアールピー(XRP)の利用や投資を検討する際には、動向を見極めつつ、まず少額から取引を始めてみることをお勧めします。